草の花句会
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投句日

1 この町に骨を埋めん冬の雁 2 11/11/18
2 ぱらぱらと笹をこぼれて初氷 2 11/12/24
3 マフラーや朝日を返す神田川 2 11/11/22
4 残雪や馬いななける家の中 2 12/02/14
5 猫柳にくすぐられゐてほとの神 2 12/02/17
6 寒の水硯の海をあふれけり 2 11/11/18
7 啄木忌林の小径たどりゆく 1 12/05/15
8 大寒やミルクコーヒーたつぷりと 1 12/01/08
9 炭焼の小屋のほとりや返り花 1 11/11/18
10 春の雪胎蔵界に降りしきる 1 12/02/12
11 七十年を恋の人生玉子酒 1 11/11/18
12 目をとぢて冬の日ざしを感じゐる 1 11/11/18
13 やはらかく人押し合うて年の市 1 11/12/24
14 キーボード打つ指先の四温かな 1 12/01/31
15 膝の上の猫に山茶花日和かな 1 11/11/22
16 蓑一つ壁にかかりぬ秋の暮 1 11/11/19
17 万年筆にインク吸はせて長き夜 1 11/11/18
18 梵鐘をこつんと叩き初霰 1 11/11/18
19 木枯や辻占ひに灯がともる 1 11/11/19
20 茜色さしてあまたの氷柱かな 1 12/02/14
21 手にのせて冷たき硯初蛙 1 12/04/26
22 きさらぎの水ほとばしる厨かな 1 12/02/17
23 がうがうと山に風あり水仙花 1 12/02/11
24 雨だれのきらりと春の炬燵かな 1 12/02/11
25 甘辛に鯉を煮詰めて春深し 1 12/04/26
26 消しゴムのコロコロコロと長き夜 1 11/11/17
27 まつさらな桶の匂へる海鼠かな 1 11/12/19
28 石の上亀の親子が日向ぼこ 1 11/11/19
29 あたたかやまなこ寄りたる写楽の絵 1 12/02/26
30 夕日さす洗ひたてたる蓮根に 1 11/11/18
31 酒蔵の楡の木に来てさへづれる 0 12/02/26
32 小春日やはらりと落つる千社札 0 11/11/22
33 ひとり寂しふたり寂しや春炬燵 0 12/02/26
34 髪結で路地行き止まる椿かな 0 12/04/26
35 内裏雛箱階段に置かれあり 0 12/02/12
36 牛引いてきて腰おろす春野かな 0 12/02/17
37 淀川を下りて初夏の瀬戸の海 0 12/05/15
38 山深し若葉木立の露天の湯 0 12/05/09
39 葱を引凡庸にして恙無く 0 11/11/22
40 太閤のゆかりの松にさへづれる 0 12/05/15
41 冬に入る厚手に替ゆる通勤着 0 11/11/23
42 寺町の防火訓練寒日和 0 12/01/22
43 五分粥のなかの梅干春寒し 0 12/02/12
44 囀やくねりて幹のたくましき 0 12/05/15
45 邯鄲に耳を澄ませる写経かな 0 11/11/19
46 いや白き甲斐の峰々吊し柿 0 11/11/22
47 倉敷はひねもす柳散り急ぐ 0 11/11/19
48 鉛筆で引く水平線卒業す 0 12/02/14
49 短日や河童横丁の占い師 0 11/11/17
50 大いなる落日を背に春田かな 0 12/02/14
51 軍港のなごりをとどめ夏燕 0 12/05/15
52 抱き上げて子に触れさせる氷柱かな 0 11/12/23
53 雪に色隠しきれずにクロッカス 0 12/02/14
54 萱屋根の冬日移るや軒の先 0 12/01/21
55 天心に銀の矢放つ冬満月 0 12/01/08
56 桜蘂降る俯きて来る少女 0 12/04/29
57 江ノ電の窓から梅を探りけり 0 12/02/12
58 加齢とは遠慮なきもの春を待つ 0 12/02/26
59 遊び心つまるほどよし蕨狩り 0 12/02/27
60 饅頭を蒸しかへしてや初時雨 0 11/11/25
61 野遊やせせらぎの音風の音 0 12/02/25
62 着ぶくれて喜寿を過ぎても女好き 0 11/11/18
63 定番のお歳暮贈り贈られし 0 11/12/19
64 はじとみをこんと叩くか雪女 0 11/11/13
65 高々と雲吹き飛ぶや雪晒し 0 12/02/15
66 花ぎぶし玉のしづくを落しざり 0 12/02/16
67 ふもとには茶店が一つ山笑ふ 0 12/02/14
68 春場所の天突く招き太鼓かな 0 12/03/13
69 春寒や手鏡に置くイヤリング 0 12/02/26
70 早春賦のテンポのよけれ土筆摘む 0 12/02/27
71 ボロ市の賑はひ逸れて京菓子舗 0 12/01/20
72 朱雀門春の疾風のあつまれり 0 12/04/30
73 死ぬまでは生きねばならず春田打つ 0 12/02/25
74 木蓮のひとひら浮かぶ手水かな 0 12/04/26
75 冬紅葉筧の音のひそやかに 0 11/11/18
76 停車場に降り忽ちの梅香なる 0 12/02/25
77 松過ぎて濡れた路上を踏みしめる 0 12/01/08
78 体育館に鉄の筋かひ冬ざるる 0 12/01/22
79 階段に靴跡乾く春の泥 0 12/03/06
80 あじけなき病院食や春深し 0 12/05/03
81 着ぶくれて観覧車から降りて来し 0 11/11/19
82 冬尽きて廃車置場の夕しじま 0 12/02/04
83 寒卵黄の半円に盛り上がる 0 12/01/08
84 テレビ見て無口な二人春炬燵 0 12/03/05
85 三代の笑顔集へり花見の座 0 12/04/16
86 雪消えていつもの街に戻りをり 0 12/01/25
87 木偶人形置けばペタンコ農舞台 0 11/11/17
88 女手で育てし五人草の餅 0 12/02/15
89 海深く眠れる大和夏燕 0 12/05/15
90 我が膝を猫離れ行く神の旅 0 11/11/22
91 柳川は掘縦横に夏柳 0 12/05/09
92 立冬のぐわんぐわんと鉄工所 0 11/11/18
93 六角の冬の星座に銅の月 0 11/12/12
94 世も末のあんこまみれや草の餅 0 12/04/25
95 さはさはと竹の葉ずれや日向ぼこ 0 11/11/19
96 薫風や釣船流す筑後川 0 12/05/09
97 卒業やまだ日の高き丘の上 0 12/02/14
98 愚痴聞いてやれば笑顔や蕨餅 0 12/02/19
99 初戎福と宝をつけし笹 0 12/01/09
100 春の草潜水服の置かれあり 0 12/02/26
101 悟りなど生涯無縁日向ぼこ 0 11/11/19
102 木枯や佐渡を離るるカーフェリー 0 11/11/19
103 校長の苦学の話卒業す 0 12/02/14
104 測量の地図広げたる春の風 0 12/02/19
105 長靴のべっとりにっこり春の土 0 12/03/12
106 抱きあぐる孫の重さよ菊日和 0 11/11/23
107 春立つや白磁に花を散りばめて 0 12/02/18
108 きさらぎの光の中の写経かな 0 12/02/17
109 小さき子と大き子したがへ麦を踏む 0 12/02/19
110 蓮根を洗ひ上げたる寒さかな 0 12/02/11
111 ボロ市にAKBのカレンダー 0 12/01/22
112 ネクタイを緩め桜湯いただきぬ 0 12/02/14
113 桶屋から音が飛び出て水温む 0 12/02/17
114 拝殿は撮影場なり七五三 0 11/11/23
115 見驚といふ梅のみぞ咲き初むる 0 12/02/18
116 椋鳥が五六七羽春の泥 0 12/02/14
117 石垣の石積みなおす雪解かな 0 12/02/19
118 お銚子もこれで十本亀が鳴く 0 12/02/17
119 ちんどん屋春の堤をやつて来し 0 12/02/14
120 あかがねの仏は春の寒さかな 0 12/02/11

Copyright (C)_matuta・2004/09/28