タイトル | : Re: 初めまして/ブログの記述/追記:古代エジプトの人名 |
記事No | : 1589 |
投稿日 | : 2017/06/19(Mon) 21:44 |
投稿者 | : 岡沢 秋 |
どうもーいらっしゃいましー! 久し振りの掲示板へのお客さんだよ! 掲示板とかもう文化として死んだかと思ってました…
> ブログが面白く、08年の記事まで遡って読んでしまいました。
あーあの、、、昔のほう行くと中の人がピッチピチのティーンエイジャーだった頃の青臭いのとか出てくるんで、、、あの、、、
> 昨日のケルト美術の記事なのですが、ケルト語派内部での差異を論じる文脈で語派の異なるイタリア語とドイツ語の差を例示するのは問題があるのではないでしょうか。
言語学は手薄なのでまだ理解出来てない部分があるんですが、「ケルト語」っていう枠はどうも「ロマンス語」くらいのデカい枠みたいなんですよ。 ケルト語の差異って方言くらいだと思ってたんですが、アイルランドに"ケルト語"が入るのがおそらく紀元前3,000年くらいで、そこから独立して発展してるので…ケルト語内でも会話不能な場合があったりとか…。 たとえとしてはイタリア語とスペイン語あたりのほうがいいのかな?
> アボリジニの記事ですが、私のツイートをご覧になったのか他の方が指摘されたのかは分かりませんが、ディンゴについても追記してくださりありがとうございます。 > 5万年前の人々が(例えば沖縄の港川人のように)どこかで全滅してしまうことなくアボリジニの人々の祖先になったのは確かでしょうが、それ以降全く大陸外からの移住や交流が無かったと考えるのはディンゴの存在からしても無理があると思います。
後からの追加移住が全く無い、という記載をしたつもりもないですし、全アボリジニの最終結果と書いたつもりもないです。
記事にリンクした元ソースに記載のあるとおり、分析されたのは「1928年から1970年にかけて収集されていた111の毛髪サンプル」なので、最近のアボリジニの毛髪を広く集めれば結果は違うのかもしれません。ただ、記事にあるとおりアボリジニたちの同意を得て調査しているそうなので、無理やりやるわけにもいかず、今後の調査に期待というところではないかと。
また、母集団に対して少なすぎる移住者の痕跡は世代を重ねると消えてしまうので、出てこない可能性もありますね。
面白いのがオーストラリアには5万年前にもういるのに、ニューギニアへの移住がめちゃくちゃ遅いというところで、地図上の見た目の距離と、海流や風向を考慮した難易度は、必ずしも一致しないようです。ニューギニアとオーストラリアの間も距離のわりに難易度が高く、移住できるチャンスは少ないということでした。
一昔前までオーストラリアから出てくる石器が古すぎるんでオーストラリアでも独自に人類が進化したっていう多地域進化説があったりしたんですが、そこからだいぶ研究進んだなぁって感じです。
> 断続的にインドやインドネシア辺りからの移住がありつつ、遺伝子プールに影響を与えるほどの人数ではなかった、という辺りが妥当では。
…で、それが出来ないっぽいです。渡航の難易度的に。 そのへんは資料漁ると出てくると思いますんで興味あれば。。
> 【追記】 > 古代エジプトにはどのような人名があったのか、英語でも構わないので人名を羅列したデータベースのようなサイトをご存じないでしょうか? > 特に女性名が王名を眺めているだけでは足りません。
「エジプト歴代王朝史」(東洋書林)を捜し求めいただけますと、各年代の各王朝の王族・貴族の女性名一覧が山のように手に入りますよ! オススメです!
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