タイトル | : Re^3: 3万年前の航海実験 |
記事No | : 1700 |
投稿日 | : 2018/08/31(Fri) 22:48 |
投稿者 | : 岡沢 秋 <http://> |
> 関連の文献としては琉球大学紀要に「琉球弧に関する更新世古地理図の比較検討」(古川, 雅英; 藤谷, 卓陽、2014)という論文があるのを見つけました。PDFのURLを添付します。
たぶんURLがPCからだと開けないので…。 これですよね。 https://core.ac.uk/download/pdf/59160142.pdf
これだと、生物学的な視点から台湾〜宮古島までを一つの陸と見なすことに同意しているんですよ…。
"ここで重要なのは、生物学的には琉球弧南部(現在の八重山諸島域)と台湾との聞に陸橋があって一連の陸域であったこと、他の古地理図(図 5a, b, c)では海域としている宮古島とその周辺に現在よりも大きな島l興の存在を想定している点である。特に後者については、図 5aでも宮古島近傍に比較的大きな島11興の存在を想定しているが、後で述べるように、宮古島の陸生生物相を合理的に説明する上で、不可欠の陸域であると考えられている。"
このジャンルはあまり沢山論文見てないですが、台湾〜宮古島までは陸で繋がった時代があり、そこから沖縄南端が見える時代はあった、とするのが正しいと思います。でなければ、島嶼部に共通する生物相がどうやって形成されたかの説明がつかなくなるかと。
あと波打ち際の地形は削れていくものなので、単純に現代の海水面を下に下げるだけでは昔の地形にはならないですよね…。
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