タイトル | : Re^3: エジプトとフェニキア人の関りについて |
記事No | : 1727 |
投稿日 | : 2019/05/11(Sat) 19:46 |
投稿者 | : 岡沢 秋 |
ン、テュロス、ヒプロスといった諸都市に対し、エジプトやヒッタイト帝国といった支配国がどのような関係にあったのかな、という疑問があったのですが、それも都市と時代によりけりってことですかね。。
エジプトとヒッタイトがドンパチやってた頃だと紀元前1300-1200年あたりですかね。そのちょっと前までビブロスあたりにはミタンニという大国があって、実は100年単位でかなり勢力図が違うんですよ。
> 例えばエジプト第十八王朝の末期にヒッタイトにヒプロスまでの北シリア海岸を奪われたと本に書いてあったのですが、その場合、それまでヒプロスの村は次々焼かれ、治めていた王族は殺されたんですかね?
村焼きするとその地域からの上がりが無くなるし、頭がいなくなると交渉もできなくなるので、焦土作戦はあまりやらなかったと思います。やるなら神殿を壊すとか。 隷属する国の王子をエジプトに留学させて宮廷で教育して親エジプトに仕立てるとかがメジャーなやり方かなと思います。人質にもなるし。 (この方法は、のちにエジプトの国力が衰えてくると逆のことやられます。エジプトの王族がペルシアに連れていかれたり…)
> それとも、王族が単にエジプトよりヒッタイトに従った方が良さそう、と思って貢物の送り先をエジプトからヒッタイトに変える程度の話なんでしょうかね?
ヒッタイトとドンパチやってた前後の時代だとこれが近いはずです。 アマルナ文書という外交文書集があるのですが、その中に近隣の隷属する王たちからエジプトの王へのものが多数あり、贈り物を贈ったり貰ったりしてたようです。小国はその時々に従属する国を変えて(あるいは二枚舌も使って)生き残りを図ってたみたいです。
> ヤクザ(ヒッタイト、エジプト)の縄張り争いのように、カタギ(都市)にはダメージを与えず、あくまでヤクザ同士でケリをつけてみかじめ料を決めたのか、それともカタギの頭まで据え変えたのか、という疑問です。。
ヤクザといっても、みかじめ料さえ払えば敵から守ってくれるのでいい関係だと思いますよ。今の日本とアメリカの関係のようなもので、親分が防衛を担ってくれるんで自国のみの軍事力でなんとかしなくてもいい。
> ありがとうございました!できました!ゲームやってみます!
だいぶ古いゲームなんでアレがナニですが、どうぞお楽しみください。
|