Diary 2007. 2
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2月28日 (水)  竪川河川敷公園2。

この壁画が描かれた時代背景にはまだパソコンは一般的には存在していなかった。

そんな仕切りの時代ともいえる頃にここに描かれた数々の護岸キャンバスの絵達は風化して消えようとしている、ここに懐かしさを感じてしまう自身がいる、パソコンの時代になりいろいろと便利になりその恩恵も享受している訳ですが人の気持ちもどこか風化していったようにも思う、道具を使いこなすだけの知恵がついて来ないのかも知れない、人間砂漠が地球を覆うのも時間の問題なのかも知れないと思う。

ジーパチ、ジーパチとシャッターを切る。

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2月27日 (火)  竪川河川敷公園.。

お気に入りの竪川河川敷公園へ行く。

ここに描かれた壁画は20年にもなるのでだいぶ傷みも出て来ています、周囲の環境も変わって来ているのでいつまで見れるのか分かりませんが、ここにホッとさせられるものがある。

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2月26日 (月)  晴海ふ頭7。

サイドビジネスからプロに転向した時に友人からカメラマンに成るにはという一冊の本を渡され読んだことがある、こんな本があるのかと驚いたが中身は自分がして来たことや考え方とそれ程変わることはなかった。

長年写真をして来ると写真をビジネスにしたハイエナの餌食に成ることがある、写真を預かってトン面やおだてて写真集つくらせたり、なにかに親切にして物を買わせたり、賞に入ったと高額な展示代をとられたり、とにかく気をつけないとと思う、いろいろな被害はあったけれど被害届けを出す程でないのでこんなもんかで諦めてしまうことが殆んどで、後から新聞記事に詐欺師と出ていて驚いたこともありました、これも写真人生いろいろあるので気をつけたいものです。

写真で食べていく様になり某中学校へ行くと図書室に○○に成るにはという本が並んでいた、職業というのはこんなにあるんだ、また手垢で汚れているのが読まれた数にもなるのだろうと思ったりもした、自身が中学生の時には何になるなんて考えもしなかったけれど、10代後半から20代前半にかけて誰もが通るであろう就職という選択は今よりも以前は重かったように思う。

某社からM.Furu氏もH.Taka氏も旅立って行った、後から分かったのはこの某社は戦後の写真家先生方の古巣の様なところでした、アシスタントに比べたら給料は良い訳ですがイマイチ人の定着が良くないのが気になったりしました、中には仕事先と仲良くなって独立するなんてことの多いのがこの業界です、うちの会社辞めて俺がみて良い会社に就職した奴がいないという当時の部長の言葉に負けてたまるかと思って作戦を実行する、それから20年余りしてOB会の通知が来る、こんな会社珍しいと思います、学校みたいな会社ですよ、M.Furu氏もH.Taka氏もご出席でした、会いたかった当時の部長はこの前年にお亡くなりになっていました。

写真という共通なものが出会わせた時のいたずらとも思えます。

4×5判は自身の青春の中で押入れで眠っていた役立たずカメラですが、いま老体ムチ打ってジーパチ。

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2月25日 (日)  晴海ふ頭6。

ShaGirlサイト100000アクセス達成する、ニコパチ写真の氾濫の中こんな写真はいかがかと企画したサイト、女性を掲載するとこうも見に来る方が多いのかと感心します、最近更新遅れていますのでこのサイトに登場しても良い方はご連絡ください。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~shagirl/

お台場が出来て人出が引いてしまった晴海ふ頭ですが自身にとっては逆に身近になった様な気がします、静かに海を見たい時にはここは良いと思います。

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2月24日 (土)  晴海ふ頭5。

半信半疑で写真学校へ行く、人生も10代で初々しい頃、写真も始めて1年位なので写真の仕事が出来たら良いなくらいな気持ちで勉強、クラスに1人か2人カメラマンに成れるか成れないかと授業で知り、こんなことは親には言えないと思った。

授業の合間で先生と話しが出来た時、何故先生になったのか聞いてみた、夢も希望も無いようなことは答えられないのでお疲れのことだったと思う、誰にも言えない様な秘密が心に初めて出来た様な気がした。

先生は写真を持ってこいでは無く作品を持ってこいと言う、何やら使い慣れていない言葉に、作品という意識が芽生える、この作品という意識が・・・良いんだな〜 どこと無く学生気分が出来て来る。

文明堂しか知らない自分に広告制作会社H堂でアシスタント募集しているから推薦するという、学校の授業よりも良いよという・・・ 本とかと思い行く。

初めて知った徒弟制度・・・ 肌が合わないと思った、また誰にも言えない秘密が一つ増える。

色々な学校からこうして集まるアシスタント諸氏・・・ 昼にもらう食事補助券がスタッフ気分を盛り上げる。

いよいよ卒業、初めての就職活動・・・三田にある某社、作品集を持って面接に行く、社内見学してここには来たくないと思ったけれど、よろしくお願いしますと言ってしまう。

君うちにはもったいないと言われ複雑な気分・・・ 先生になんて説明したら良いのかと思って恐る恐る学校へ行く、あの会社倒産したと分かり・・・ そうなんだ。

卒業証書をもらう、行くところが無い、H堂からフリーのアシスタントの話しがあったけれど一日1000円プラス昼食補助券、気持ちは消えていたので秘密にすることには慣れてきた。

卒業後学校へ行く、同じ様な仲間が沢山来ている、気持ち的に恥ずかしさを感じる、誰にも言うなと言われ紹介された某社、40倍の難関もH堂の紋所には畏れ多いことを知る。

就職した某社から下を見ると六本木のアートセンターが見える、ここにも徒弟制度が充満していたけれど何故か自身には緩かったので助かる。

六本木周辺のスタジオ撮影で見たことがあるアシスタントの顔を見る、また一人また一人と消えていく、早く自分も消えたいと密かに思う。

湧き出る理由、自己都合、理由なんか本当はどうでも良いのでした、将来性が見いだせない気持ちは自己流を選択して行くこととなる、まずは安住の地を探すのですが、友人のおかげで軌道修正した結果H.Taka氏と出会うこととなる。

20代前半の出来事は自身があるようで無い、とりあえずは時効と思うけれど、今では懐かしく思うばかりです。

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2月23日 (金)  晴海ふ頭4。

この日は某式典の撮影で雨の中ビデオ撮影をおこなう、カメラマン諸氏も来て撮影あらためて写真撮影の難しさを感じる、デジカメの時代になるとデジカメでないと撮れない写真なにせフィルム交換が無いのは機動力のUPそのものだと感じた、機関銃の様に撮影みせてもらいました。

他のカメラマンと一緒に撮影に行くと勉強になることも多い、自分には無いようなアングルの写真や構え方までそれぞれに特徴がありこの辺の、違いやメリットに敏感なのがプロだと思う、写真を見るとその辺に歴然とさせられるものがある、逆に言えば素人には素人ポイというものがあると思う、写真を作品と意識出来るのか、自分の中でこの区別をどの様に考えているのかこれらが如実に表れてしまうのものだと思う、その反映が写真なので写真を鏡として見ることが出来るのだと思う。

学生の頃は写真が巧いなというような人はフォトグラフィスとかの写真集を真似ているのが多かった、要するにどこから真似するか、真似も技術の上に成立つ訳で、感性を複写出来るかとも思えるけれど、この方法が手っとり早く優等生になれる、先生も洋書を観る様に薦める訳で、こうして複写が複写を繰り返しごちゃ混ぜになる、素人ポイ写真にはこれが無い、一見つまらないのですが、この複写ばかり見てくるとこの素人ポイのが魅力に思う、外来種でなく咲いている花みたいなところが良いのかも知れない。

とにかく・・・ジ・・・パチする。

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2月22日 (木)  晴海ふ頭3。

仕事では5台のPCを稼働、一人なん役もしたりビデオ変換には時間がかかる、このおかげで暖房効果もあり部屋は暖かい。

最近車の走行距離が月2000キロから1000キロと半減しているから内勤が多くなって来ているといえる、また遠出も減っている、5月の連休に仕事が入ってしまったので今年は京都までの旅行を計画中、ここでも手持ち4×5判撮影をしたいと考えています。

写真は夜ですがチョッと露光オーバーで偽昼景の晴海ふ頭、ジ・・・パチ。


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2月21日 (水)  晴海ふ頭2。

フィルム設定ISO3200の長時間露光なんて訳が分からない話しですが夜が昼間の様になる。

この日は10カット位は撮れたので良かった、内容は別にしてBlogにUP出来るという意味です、これから仕事が今よりも忙しくなるので撮影と現像をどの様にこなして行ったら良いか検討しないとと思う。

秋葉原へ行きミニSD1GBを2800円で購入、記念&メモ写真用、いったい何枚撮れるのでしょうか、こちらも楽しみです

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2月20日 (火)  晴海ふ頭。

歯科医の昼休みにネット用の写真を撮影、ジェネアンブレラ付きを結局持って行って助かる。

先生ポートから手術シーンまでの約100枚撮影する、こうゆう時にはデジカメは楽だとあらためて感じたしだいです、終了後ビデオ撮影の打合せでM.Furu氏と有楽町で会う、帰り独りで晴海ふ頭へ行く、雨が止んだばかりで誰もいないふ頭を三脚かついで歩く、こうしないとUPする写真が無いよ・・・。

この辺りは以前に比べると寂しくなった感じがしますがお気に入りのスポットです、珍しくベンチにもあの仕切りもなくと思ったらなにやら夜はベットになっているようでした、所帯道具が目立ったのでそう思いました。

雨上がりの海と空気は気持ちが良かったです。

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2月19日 (月)  モノクロカラー。

日差しが眩しかったので急いで「秋が瀬」に行く。

4×5判の600ミリで夕陽を撮影、2カット切ったらなにやらお終い早々に帰宅、こうゆう日は現像が楽しみです。

モノクロISO感度100フィルムを3絞り増感800で撮影、エッジにコントラストがほしかったのであえてISO100感度フィルムを選択、拡大した時のグラデーションにはデジカメでは表現出来ないものがあります。

4×5判のメリットといってもこの質感描写と写真を撮っているという満足感くらいです、デジカメにはデジカメのメリットがあるので、基本的には趣味の世界での満足度であり、これはこれでありかなという気持ちで価値観を構築するところに面白さを感じています。

デジカメはとにかく撮影を沢山して結果から選ぶことが出来るのが最大のメリットだと考えています、4×5判は機動力が無いので被写体の選択が主で無駄打ちは現像等も含め経費時間ロスと大きい、個人の技術なりを総力にして撮影という気持ちになれる、本来は写真を撮る気持ちは一緒だと思いますが何にメリットを感じているかで被写体の定着サイズも決まって来る、なのでカメラ付携帯電話でも良いと思う訳で、その理由を持って自己を満たす説得力があれば何でも良いかも知れない、自身という有限な命の使い方に個人差があると思う、この命の費やし方を見詰めているに過ぎない、こだわりもそこに根源が在るのだと思う。

夕陽をジーパチ。

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