** title:金曜日のライオン〜Take it to the Lucky:music by TM NETWORK / ファルダーガー
アルタミラの湖。
トマスビル大陸最大の湖であるアルタミラ湖は、現代創造の女神オリアと古代月の女神ミディアの神殿があるといわれている。
その側にあるソルヴェイは、世界三大都市の一つである。
「きゃあああ、か、カーラ!止まってぇ〜」
ソルヴェイからアルタミラに向かう車から叫ぶ声が一つ。
それを勇者だとは誰も知らない。
あたしは今、エルフのカーラと一緒に車に乗っている。
ちなみに彼女が運転してる。
初めは、異世界にも車ってあるんだなぁ〜と思って、いろんな人の運転する車に乗ったけど………彼女のが一番怖い………。
「あたしの方が怖いの。だからミラノは怖くないの」
「な、何よ、その理論!!!!」
訳のわかんないカーラの理論にあたしはもとよりいろんな人が振り回される。
彼女がエルフの女王様だんて信じらんないくらい、普通の女の子なのに。
「エルフ年齢80歳って言ったら、ミラノより精神年齢年下ヨ。ただ、皆そうは思ってくれないけどね」
「そうはおもってくれなっっっいって何?」
痛い、今舌咬んだ〜。
「年相応だって事。まだ80歳のあたしを年寄り扱いするなんて失礼だと思わない?」
普通、年寄り扱いしてる人に車の運転なんてさせないってばぁ〜!
「カーラっ、ブレーキふ、ふ踏んで、!!」
「踏んだって意味ないわよ。ここからアルタミラの湖までは一直線!!神殿にはワール・ワーズが待ってるんだから、急ぐからね!!」
そう言って、カーラはアクセルを踏む。
思いっきり、下まで。
「いやぁ〜〜〜、せ、制限速度超してるってばぁ!!カーラ、現界速度超えたらカチンカチンって音なるんだからねぇ!!」
「それは古い車の事。ミラノよく知ってるね」
パパがアンティーク車好きだったし、古い車ずっと乗ってたの!
だから知ってるのよ。
っていうか、よくなんでこんなで会話してるんだろう。
「いや〜ん、楽しい〜」
「だいたいなんでそんなに急ぐのよ」
「チェスが待ってるの。だから急いでるの。チェスとあたしの時間は違うの。でも今は同じ時間なの。だったら同じ時間の時はあたしはチェスと一緒にいたいの。それって変でも何でもないでしょ」
そう言ってカーラはあたしの方を見てにっこりとほほえむ。
生きる時間が違う…って事か……。
「わかる?ミラノ」
「うん」
「良かった。ミラノはわかってくれるって思ってたよ。チェスもちゃんとわかってくれてるんだ」
そう言ってカーラはうんうんとうなずく。
「ってカーラ、なんであたしの方を見ながら運転してるのよ〜〜、ちゃんと前見て〜」
「あ、ごめーん」
あ、ごめーんじゃな〜〜い〜〜。
アルタミラの湖に何とかたどり着いたあたし達は苦笑しているワール・ワーズの面々に迎え入れられた。
「ごめんね、ミラノちゃん。カーラの運転荒かったよね」
と全部知ってて乗せたチェスの言葉にあたしは力尽きて動けなくなったのは言うまでもない。
はやく、皆修行終わんないかなぁ〜〜〜。
って嘆いたって怒られないよね。
はぁ〜〜。
トマスビル大陸最大の湖であるアルタミラ湖は、現代創造の女神オリアと古代月の女神ミディアの神殿があるといわれている。
その側にあるソルヴェイは、世界三大都市の一つである。
「きゃあああ、か、カーラ!止まってぇ〜」
ソルヴェイからアルタミラに向かう車から叫ぶ声が一つ。
それを勇者だとは誰も知らない。
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「いやああああああ〜〜」あたしは今、エルフのカーラと一緒に車に乗っている。
ちなみに彼女が運転してる。
初めは、異世界にも車ってあるんだなぁ〜と思って、いろんな人の運転する車に乗ったけど………彼女のが一番怖い………。
「あたしの方が怖いの。だからミラノは怖くないの」
「な、何よ、その理論!!!!」
訳のわかんないカーラの理論にあたしはもとよりいろんな人が振り回される。
彼女がエルフの女王様だんて信じらんないくらい、普通の女の子なのに。
「エルフ年齢80歳って言ったら、ミラノより精神年齢年下ヨ。ただ、皆そうは思ってくれないけどね」
「そうはおもってくれなっっっいって何?」
痛い、今舌咬んだ〜。
「年相応だって事。まだ80歳のあたしを年寄り扱いするなんて失礼だと思わない?」
普通、年寄り扱いしてる人に車の運転なんてさせないってばぁ〜!
「カーラっ、ブレーキふ、ふ踏んで、!!」
「踏んだって意味ないわよ。ここからアルタミラの湖までは一直線!!神殿にはワール・ワーズが待ってるんだから、急ぐからね!!」
そう言って、カーラはアクセルを踏む。
思いっきり、下まで。
「いやぁ〜〜〜、せ、制限速度超してるってばぁ!!カーラ、現界速度超えたらカチンカチンって音なるんだからねぇ!!」
「それは古い車の事。ミラノよく知ってるね」
パパがアンティーク車好きだったし、古い車ずっと乗ってたの!
だから知ってるのよ。
っていうか、よくなんでこんなで会話してるんだろう。
「いや〜ん、楽しい〜」
「だいたいなんでそんなに急ぐのよ」
「チェスが待ってるの。だから急いでるの。チェスとあたしの時間は違うの。でも今は同じ時間なの。だったら同じ時間の時はあたしはチェスと一緒にいたいの。それって変でも何でもないでしょ」
そう言ってカーラはあたしの方を見てにっこりとほほえむ。
生きる時間が違う…って事か……。
「わかる?ミラノ」
「うん」
「良かった。ミラノはわかってくれるって思ってたよ。チェスもちゃんとわかってくれてるんだ」
そう言ってカーラはうんうんとうなずく。
「ってカーラ、なんであたしの方を見ながら運転してるのよ〜〜、ちゃんと前見て〜」
「あ、ごめーん」
あ、ごめーんじゃな〜〜い〜〜。
アルタミラの湖に何とかたどり着いたあたし達は苦笑しているワール・ワーズの面々に迎え入れられた。
「ごめんね、ミラノちゃん。カーラの運転荒かったよね」
と全部知ってて乗せたチェスの言葉にあたしは力尽きて動けなくなったのは言うまでもない。
はやく、皆修行終わんないかなぁ〜〜〜。
って嘆いたって怒られないよね。
はぁ〜〜。
**後書き:ほかの三人が修行中の現在の話。
この後ミラノはトーニックと共に行動します。
途中からカーラの性格をつかめたら楽しくなっちゃった。
やっぱりこの子はこういう娘だ。
この後ミラノはトーニックと共に行動します。
途中からカーラの性格をつかめたら楽しくなっちゃった。
やっぱりこの子はこういう娘だ。