** SUMMER GATE:music by SMAP / BLEACH
隣に座る彼女が浮かれてるのは季節のせいか。
それとも、自分が隣にいるせいか。
出来れば後者であって欲しいと切実に願うのは。
彼女が天然だから。
クラスの仲いい皆と、もちろんたつきちゃんも黒崎君も一緒。
それから死神の皆さん(朽木さんとか恋次君とか冬獅郎君とか乱菊さんとか)も一緒。
星座はあんまり見えないけど、黒崎君と一緒なら宇宙でもどこでもいけそう。
事実、尸魂界にはいったけどね。
「織姫、楽しんでる?」
「もちろん」
たつきちゃんに答えてる声にも浮かれちゃって。
こんなに浮かれすぎてもいいのかな?なんて。
「井上、酒飲むなよ」
「飲まないよ。だって未成年だし。黒崎君は飲むの?日本男児たるもの、お酒ぐらい飲めないと、飲み比べで空に飛べないよ」
「……飲み比べで空に飛べないっていう論理がわかんないんだけど…」
そう?
飲み比べやってたら突然、空飛ぼうって言う企画が舞い降りてくるんだけど…。
「………井上、その思考論理どうにかしろ」
「楽しくない?」
「楽しいけど、面白いけど。向こう見てみろ、あれ見たらマジで疲れる」
そう言って黒崎君はあたしの肩に手をついて指を指しながらため息つく。
向こうって何だろう。
ちょっと遠くには喜助さんと、猫の夜一さんと………あ、白哉さんとか死神の隊長さん達だぁ〜。
「楽しそうだね」
「楽しそうだね、じゃないだろうっっ。今日だってこの騒ぎ」
「いっちご〜〜〜。井上さんにくっつくんじゃねぇ〜〜〜」
浅野君の叫び声。
「そうよ、わたしの織姫にくっつくなんて許さないから」
「あんたのじゃないでしょっ」
浅野君と同じようなこと叫んでる千鶴ちゃんとそれにつっこみ入れるたつきちゃん。
やっぱり、楽しい〜〜〜。
「まぁ、お前が楽しいってんならそれでいいけどよ」
そう言って黒崎君はとってきた料理を食べ始める。
「黒崎君は楽しくない?」
「……ないって言ったらウソになるけどな」
そう言って少しだけ眉間にしわ寄せてる。
相変わらず、顔に出さないけど。
気配で黒崎君が楽しんでるって分かるからいいかな。
「さて、さて、お腹いっぱいになったことだし〜黒崎君、ちょっとお耳を拝借してもよろしいでしょうか?」
「…その落語っぽい口調、何?」
「安心してオチはつけないから」
「……わかった」
そう言った黒崎君に、皆には聞こえないようにこっそりと言う。
「ねぇ、どこかにいきませんか?」
皆にはつきあってること黙ってる(知ってるのはたつきちゃんと朽木さんとぐらい)。
だから、この辺で噂になってもいいかななんて。
「ぎゃーぎゃー騒がれるけど、まぁ、いいか。啓吾がうっとうしいし」
「うっとうしいなんて言ったらかわいそう」
「あのなぁ」
そう言って黒崎君がため息ついたときだった。
「一護、何してるんだ?」
丁度登場茶渡くん。
「チャド、見逃してくんない?」
黒崎君はあたしの手をつないでそれを見せる。
「む。わかった」
「サンキュ。行くぞ、井上」
「了解です!!」
こっそり、抜け出せば、喧噪から外れる。
途中から走り出せば、やっぱり黒崎君も浮かれてるみたい。
「さて、お楽しみってやつはこれからだな」
「うん」
ほらね。
それとも、自分が隣にいるせいか。
出来れば後者であって欲しいと切実に願うのは。
彼女が天然だから。
******
皆で始めるバーベキュー。クラスの仲いい皆と、もちろんたつきちゃんも黒崎君も一緒。
それから死神の皆さん(朽木さんとか恋次君とか冬獅郎君とか乱菊さんとか)も一緒。
星座はあんまり見えないけど、黒崎君と一緒なら宇宙でもどこでもいけそう。
事実、尸魂界にはいったけどね。
「織姫、楽しんでる?」
「もちろん」
たつきちゃんに答えてる声にも浮かれちゃって。
こんなに浮かれすぎてもいいのかな?なんて。
「井上、酒飲むなよ」
「飲まないよ。だって未成年だし。黒崎君は飲むの?日本男児たるもの、お酒ぐらい飲めないと、飲み比べで空に飛べないよ」
「……飲み比べで空に飛べないっていう論理がわかんないんだけど…」
そう?
飲み比べやってたら突然、空飛ぼうって言う企画が舞い降りてくるんだけど…。
「………井上、その思考論理どうにかしろ」
「楽しくない?」
「楽しいけど、面白いけど。向こう見てみろ、あれ見たらマジで疲れる」
そう言って黒崎君はあたしの肩に手をついて指を指しながらため息つく。
向こうって何だろう。
ちょっと遠くには喜助さんと、猫の夜一さんと………あ、白哉さんとか死神の隊長さん達だぁ〜。
「楽しそうだね」
「楽しそうだね、じゃないだろうっっ。今日だってこの騒ぎ」
「いっちご〜〜〜。井上さんにくっつくんじゃねぇ〜〜〜」
浅野君の叫び声。
「そうよ、わたしの織姫にくっつくなんて許さないから」
「あんたのじゃないでしょっ」
浅野君と同じようなこと叫んでる千鶴ちゃんとそれにつっこみ入れるたつきちゃん。
やっぱり、楽しい〜〜〜。
「まぁ、お前が楽しいってんならそれでいいけどよ」
そう言って黒崎君はとってきた料理を食べ始める。
「黒崎君は楽しくない?」
「……ないって言ったらウソになるけどな」
そう言って少しだけ眉間にしわ寄せてる。
相変わらず、顔に出さないけど。
気配で黒崎君が楽しんでるって分かるからいいかな。
「さて、さて、お腹いっぱいになったことだし〜黒崎君、ちょっとお耳を拝借してもよろしいでしょうか?」
「…その落語っぽい口調、何?」
「安心してオチはつけないから」
「……わかった」
そう言った黒崎君に、皆には聞こえないようにこっそりと言う。
「ねぇ、どこかにいきませんか?」
皆にはつきあってること黙ってる(知ってるのはたつきちゃんと朽木さんとぐらい)。
だから、この辺で噂になってもいいかななんて。
「ぎゃーぎゃー騒がれるけど、まぁ、いいか。啓吾がうっとうしいし」
「うっとうしいなんて言ったらかわいそう」
「あのなぁ」
そう言って黒崎君がため息ついたときだった。
「一護、何してるんだ?」
丁度登場茶渡くん。
「チャド、見逃してくんない?」
黒崎君はあたしの手をつないでそれを見せる。
「む。わかった」
「サンキュ。行くぞ、井上」
「了解です!!」
こっそり、抜け出せば、喧噪から外れる。
途中から走り出せば、やっぱり黒崎君も浮かれてるみたい。
「さて、お楽しみってやつはこれからだな」
「うん」
ほらね。
**後書き:
夏っぽくない。ですが夏。
他に来てる死神さんは隊長格はほとんど。
と言った方が正しい。
他に来てる死神さんは隊長格はほとんど。
と言った方が正しい。